2023年8月5日 長野県・別所温泉にオープンしたばかりの「別所温泉 緑屋」。
世界的な庭園デザイナー 石原和幸氏が手がける四季を感じる美しい庭園と、3つの源泉かけ流しの貸切風呂が魅力の旅館です。
この度お声がけいたたき家族3人で宿泊してきました!
- 都内から電車でも行ける
- 子どもがいてもゆっくり温泉に入りたい
- 大人も満足な食事、きれいな景色でリラックスしたい
温泉というと我が家はこんな希望で探していますが、同じような方には特におすすめです。
3種類の温泉が全て貸切なので、誰の視線も気にせず家族でゆっくりと疲れを取ることができるんです!
夫曰く、今まで入った温泉の中で1番と大好評でした
というわけで、この記事では子連れ目線での「別所温泉 緑屋」の見どころ・おすすめポイントや周辺の観光情報などを解説していきます。
宿泊日 | 2023年8月(2泊3日) |
移動手段 | 新幹線+電車 |
人数 | 大人2名・こども1名(4歳) |
天気 | 晴ときどき雨 |
施設情報
「別所温泉 緑屋」施設情報 | |
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住所 | 長野県上田市別所温泉225 |
電話 (9:00〜18:00) | 050-3091-0533 |
チェックイン | 15:30 |
チェックアウト | 11:00 |
総部屋数 | 11室 (洋室10室・グランピング1室) |
注意事項 | エレベーターなし階段のみ |
「別所温泉 緑屋」は、電車なら長野県上田駅まで新幹線で、そこから電鉄かバスに乗り換えて終点の別所温泉駅が最寄りになります。
3つの貸切露天風呂が最高!
別所温泉 緑屋の1番のおすすめポイントがこの貸切温泉です!
【夜におすすめ】松の湯
チェックイン後、最初に入ったのがこちら。
松の湯の名前どおり、立派な大小の松が出迎えてくれました。
宵の淵に溶け込みつつ、バランス良く配置された深緑がどっしりと存在を感じさせなんとも雅です。
代表の大熊さん曰く「3つの中では小さな湯だが、ならではの良さがあり1番のお気に入り」と。
夫婦で、あるいは1人で、ゆっくりと浸かるのにぴったりな落ち着く空間で、特に18時以降に入るのが好きでした。
男女で分かれない=家族全員で会話を楽しみながら入れるって最高でした!
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディーソープ
- フェイスウォッシュ(顔用洗顔料)
ちなみに、朝はこんな感じ!
内風呂の広さもなんとなく伝わりますでしょうか?
ここのお湯なら我が家は内風呂よりも露天風呂派!お外の涼しい風にあたりながらゆっくり過ごすのがなんとも贅沢でした。
山水の湯
山水の湯と紅葉の湯は内風呂も広いタイプです。
大きな窓をとおして視界いっぱいに広がる青々とした景色に息を呑みます。
春夏は朝、ウグイスやホトトギス、キジバトの声が爽やかに聞こえてきます。
内風呂のシャワーの数は松の湯の倍あったかな。
ここは私内風呂が気に入りましたー!!
この神々しい朝もやのような光のカーテン
実物はもっとくっきりと差し込んでいて本当に綺麗。
夫も私もこの光を浴びていると自然と身体が伸びてすっかり疲れが取れるのでした。
紅葉の湯
でも1番はあお紅葉、あか紅葉どちらも楽しめるここかなぁ。”うつくしい”それに尽きます。
一眼で撮ってはいるけど、無加工でこれですから。
息子がきゃあきゃあと水飛沫をあげたりして楽しんでいるのを眺めて、連れてきて良かったとおもいました。
なんと言っても、誰かの目線を気にしながら入らなくて良い!!
(もちろん、声が大きくなれば「もう少しボリューム落として」と諌めはするけど)
大浴場なら露天風呂に向かう途中とか、やっぱり裸を見られるのって恥ずかしいじゃないですか。
なんかちょっと黙って入らないといけない雰囲気あるし…
それが、こーーんな広い内風呂もお外も家族だけで使えるって…!
松の湯でも思ったけど、温泉の名前が外の景色とリンクしているなんて風情があるよなぁ。
脱衣室はこんな感じ。
別所温泉 | 緑屋の温泉情報 |
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温泉の数 | 3種(すべて内風呂+露天風呂) |
利用方法 | 先着順、予約不要 |
利用時間 | 30分目安(他の温泉に空きがあれば制限なく利用可) |
泉質 | 単純硫黄温泉 |
効能 | 神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、間接のこわばり、 うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、 病後回復期、疲労回復、健康増進 |
おすすめ度 |
館内設備
フリードリンク
お風呂につかると喉がかわきますよね。
ロビーダイニングでは、フリードリンクが提供されています。(夕食提供中の時以外はいつでも利用可)
コーヒー、各種紅茶、レモン水の他に、冷蔵庫にはそば茶やりんごジュースなど。(信州らしい!)
ドラム式洗濯乾燥機が無料
夏場、お散歩で洗濯物も沢山でたので重宝しました!
- 無料で使える
- 途中で乾燥機に移す手間なく完了
- アプリと連動していて完了時間がわかる
アプリと連動というのは☟こちら…
お風呂とランドリーの空き情報をリアルタイムでチェック
なんと、お部屋にいながらにしてお風呂やランドリーの使用状況がわかるんです!
お風呂は中から鍵をかけると、ドア前に使用中のランプが点灯し、アプリにも反映される最新システム。
リアルタイムに反映されるので、くつろぎながら空いたタイミングですぐに行けて便利でした。
部屋に戻る途中の階段からは中庭が見えました。
さあ、ここからはこの中庭を紹介していきますね。
世界的デザイナーが手掛けた庭園
昼は美しい緑に癒されて
「別所温泉 緑屋」の庭園をデザインしたのは、エリザベス女王から“緑の魔術師”と称えられた、石原和幸氏。
氏が英国チェルシー・フラワーショーで金賞を獲得した庭園を再現したそうです。
☝︎この竜の口から流れる水は飲泉許可が下りている、飲めるお水なのだそうです。
ここで家族写真を撮っている方が多かったです。フォトスポットになっていました。
滝の音が涼やかで、心地いい。
ちなみに、こうやって私服?で撮っていますが、基本的に館内着で過ごしています。
夜は滝の音と涼しさを堪能しながら乾杯
夜ご飯をいただいて中庭に出てみました。
Before
After
ライトアップされた松や紅葉が滝の上に浮かび上がって、昼間とはまた異なる夜の姿を楽しめます。
Before
After
フリードリンクコーナーから各々選んで乾杯。
真夏の8月でも20°切っているだろう涼しさでした。
(お部屋でも我が家はエアコン切って寝たぐらい、山の中だから?朝夜は涼しかったですね。)
次はダイニングでいただく、朝・夕のご飯について紹介です。
緑屋の夕食・朝食
【夕食】絶品の会席
前菜はうに和え山椒やいくらなど乗ったゴマ豆腐。とうもろこしの茶碗蒸し。
お椀は、ホタテやきくらげのしんじょ(すり身)など。ジュンサイの食感が◎
そして夫婦で舌鼓を打った信州サーモンのお造り。黄身醤油につけていただくと絶品!
焼き物は、鰻(うなぎ)の巻織。中にはさつまいものオレンジ煮です。香りづけの生姜が葉っぱの形でかわいい
お口直しに信州りんごのすり流し。
夏のお野菜が包まれた冷やし煮物です。
黒毛和牛の香味焼きはカレーのような感じで大人も子どもも好きな味。
デザートのライチ餡と桃のぜんざいがとっても美味しかったです!
お子様定食も豪華!
【朝食】洋食
提供時間 | 7:30~9:30 |
場所 | 1階ダイニング |
洋食バージョンは、ドリアやコンソメスープ、カレーなど。
米粉パンにジャムが美味しい
【朝食】和食
山の幸たっぷりでとてもおいしかったです!
朝は子どもも大人とほぼ同じメニュー
ボリューム満点で息子は少し残しちゃったけど、炊き込みご飯とお味噌汁が大好きなので美味しそうに頬張っていました。
歩ける距離のご飯屋さん
下に紹介する2店舗からは、旅館にデリバリーをお願いすることもできます!
居酒屋 桂
ラーメンが食べたい!と息子の希望で1日目はこちらで夕食をとりました。(夜散歩したかったので直接いきました)
右にうっすら写ってるんですが、馬刺しがめちゃくちゃ美味しかった〜
串焼き まさむね
こちらは焼き鳥屋さん。
お外にも館内着の作務衣をきて出歩いてOKですとの案内でした
周辺のお店の方も、どの衣がどこの旅館のものか見てわかるようで、この姿でのお散歩はよく見る光景らしくとっても楽ちんでした~!
客室・設備
「別所温泉 緑屋」は、グランピングルームを除くすべての部屋から庭園の緑が見えて気持ち良い。
冷蔵庫には無料の飲み物がありました!
この時はミネラルウォーター 、ソフトドリンク、ビール(缶) 、サワー(缶)でした。嬉しい…
洗面関連の設備はこんな感じ。
ツインルームはコンパクトなので、大人1人〜2人で宿泊するのにおすすめかも。
次回泊まる時はファミリールーム(シングルベッド3台)か、デラックスルーム(シングルベッド3台+ソファーなど)を予約したい。
館内ではこの雪駄を履きます。
この子ども用気に入りました
販売とかしてないのかな。いざという時のレンタル
「別所温泉 緑屋」では、困ったときのあれやこれやを無料で貸し出しています。
充電バッテリー
傘
別所温泉 周辺の観光スポット
4歳の息子と安楽寺お散歩コース
旅館を出て左、串焼き「まさむね」や居酒屋「桂」を通りながら進みます。
橋のところで「湯かけ地蔵」と、足湯「ななくり」があったのでここでひと休みしていきます。
途中カフェ「hanatoki」や、陶器やアクセサリーのギャラリーを見つけました。
「北向観音堂」までの沿道で、笹の葉に願いをくくったり、冷房の効いた休憩所(グランツーリスモ置いてあったからしばらく遊んでた笑)で涼みます。
橋のところのお店で昼食、山菜そばなどを。
そして、厄除神社として有名な「北村観音堂」に到着。
眼下には来た道が見えました。よく晴れて良い景色。
次に安楽寺に向かい、ここにある「八角三重塔」が国宝だそうなので見てみることに。(拝観料300円)
重要文化財の和尚坐像にも会いながら階段を登って
到着〜!!
そしてここから緑屋に戻るまで、昼食や休憩込みで約3時間のおさんぽコースでした。
「別所温泉 緑屋」までのアクセス
交通手段 | 所要時間 | 経路 |
---|---|---|
電車 | 東京から約2時間 名古屋から約4時間 | 北陸新幹線 → 上田駅 → 上田電鉄別所線 → 別所温泉 |
車 | 東京から約3時間 | 関越道練馬IC → (藤岡JCT)→ 上信越道 → 上田菅平IC → 上田バイパスR-18 → 別所温泉(駐車場あり) |
バス | 東京から約3時間30分 | 東京・池袋から直通バスあり 西武バス座席センター(受付時間/9:00~19:00) |
我が家は夫婦どちらも車を運転しないので電車でいきました!
チェックイン時間ぴったりに到着するには、
北陸新幹線 「あさま」で14:56頃上田駅に着くように行くのが一番ベストです。
すると、15:00に上田駅発の別所温泉行きの電鉄に時間のロスなく乗り換えできるので。
車の場合、駐車場は2箇所ありましたよ。
上田駅ー別所温泉駅間はバスもとおっています。
電鉄が30分ほど、バスなら50分という感じでしょうか。