幼児期の習い事は何から始めれば良いのか?この子の人生で役立つものは?
と、ここ数年悩んでいたんですがAbemaの幼児教育の回を見て、根底からひっくり返り感動ですらありました!なるほど〜と。
私の中で習い事に対する考えが固まったので書き残しておくことにしました。
早期教育と幼児教育はまったくの別物
まず、私自身ごっちゃにしていたのが、早期教育と幼児教育の違い。
早期教育
英語・読み書き・算数など小学校で習うことの先取りであったり、特定のスキルや才能を伸ばすもの。
幼児教育
日常の生活や遊びの中で、子どもの発達や成長段階に合わせて個性を伸ばすもの。
なるほど、そもそも目的が違うと。
そして習い事と聞いて私たち親が想像しやすいメリットは早期教育に属するものでしょうね。
字が上手になったり、上手く演奏できるようになったり目に見える上達は早期教育の”特定のスキル”の向上にあたります。
幼児期の習い事は何が良い?
将来役に立つ習い事とは
私たち親はできるだけ将来何かの役に立つ習い事をさせてあげたい、と探すんですが
有識者たちのコメントを聞くと結論、幼児期の習い事は何でも良いというものでした。
いやいや、それだとあまりにも身も蓋もない!となりますよね(笑)
自分の子がどのタイミングで何を習うのが将来のためになるのか、私たち親が知りたいのはそこだよと。
一応補足すると、
- 何を習うかは大事ではない
- 直接的に将来仕事に役立つわけではない
- 子どもの活動に対する親の関心が何より大事
- 諦めない心や難しいことに挑戦する姿勢を培いそれが結果的に将来生きてくる
ということらしく、これを聞いて凄く納得感がありました!
私自身は習字とピアノを習っていて、習字に関しては教室を開ける段位や雅号を取ったけれど仕事で一切使うことはありません。
ピアノも今や譜面を見ながら初見で弾くこともできなくなってしまいました…
でも、長い間集中して机に向かう姿勢は学業面では役に立ったと思います。
たしかに一定数、小さい頃の習い事からずっと続けてプロスポーツ選手や芸術家になる方もいます。
一生物になるぐらい好きなことを小さい頃に見つけられたらラッキーですよね!
ただ、小さい頃の習い事がそのまま職に結びつく人が何割いるかと考えると…
習い事を通して期待するのはそこではないなと考えを改めました。
我が家の方針としてはこんな感じかなぁ。
- 好きを探すきっかけに色々挑戦
- 本人が興味を失ったら辞める、長く続けることを目的にしない
- スポーツは最低1つする
我が家の方針:4歳息子の習い事
特定スキル < 非認知能力
私自身、子どもの習い事で期待することってなんだろうと考えた時に、たしかに将来の仕事に直結する何か特別なスキルを身につけて欲しいわけじゃないんですよね。
- 心身ともに健康的なからだづくり
- 目標にむかって努力する姿勢
- 諦めない心
- 集団の中での立ち回り、コミュニケーション力など
- 素直にアドバイスを聞ける力
です。
で、これは何かこれといって特化したスキルではないんですよね。
いわゆるこれも「非認知能力」だなぁと気づきます。
そこで子ども自身が興味があって、これの2〜3個を満たせそうなものならどんどんやってみようと思います!
ただ、肝に銘じたいのは習い事をすれば自動的にこれが身につくわけではない。
楽しいと感じるものも、小さなうちは親の反応あってこそ。
親の関心が大事、なんだそうです!
(番組内でとっても強調されていました)
冒頭の番組中、実業家の方が「特に習い事もせず、おもちゃも積み木しかなかったけど、作ったものに対して親が毎度リアクションをくれたのが嬉しくてずっと遊んでいた」というようなコメントをしていました。
それを受けて専門家からは、
親から見守られているという安心感、関心を持ってもらっているか、寄り添ってもらえているんだと子が感じられることが大事。
と総括が。
親がどれだけ子の活動に向き合ったかが、「幼児教育」の視点では効果的なんですね。
親としては結構ダルいと思う時もあり、子も干渉されすぎるとほっといてとなるので適度な距離感で
なので、もちろん普段の遊びの中でも十分とのこと。
息子のコマへの興味を上手くブーストして、その年の園の大会では1位になって帰ってきました!
「もうやらない」を何度も経てからのこの優勝は息子にとって大きく、『諦めず練習し続ける』とどんな結果が見えてくるか実感したようでした。
ただ「早期教育」の視点で見ると、親だけでは教えられないことがあるので、子どもの好きなことを見つける目的でも習い事を色々やってみよう!と思ったわけです。
そして、習い事に正解はないし、
大事なのは特定のスキル獲得ではなく(英語は除く)どの分野であっても生かせる”努力や挑戦する姿勢”だよと私は受け取りました。
体づくり重視
現在、4歳息子の習い事は始めた順に
- 英語
- 体操的なもの(マットや熊走り、跳び箱など色んな体の動き)
- 水泳
- サッカー
- (家でゆるっと)ピアノ
となっています。
水泳だけ息子の希望で週2回。
かなり運動重視ですね!
運動が脳を活性化することは沢山の研究結果からでているそう。運動を終えた後は数時間集中力が高くなることもわかっています。
この子が小学生以降どんなことに興味を持つかは全くわからないけれど、
その時に吸収しやすい器をつくっておくことを幼児期のうちにやっておきたいなぁというのが私の気持ちです。
まずは体操や水泳などの運動を通してさっきの目的の大部分を。
そして、特に④を補完するために団体スポーツのサッカーを選びました!
ここは団体スポーツであれば何でも良くて、
- たまたま息子がボール蹴りが好き
- 低年齢からできる
- 周りの友達も一緒にするので楽しく行ける
ので決めたという感じです。
しっかりと体づくりができていれば、知識系はあとからいくらでもついてきます!
周囲を見ても仕事ができる人ほど運動ができる人が多いと感じるし、文武両道はまさしくですね。
一昨年知って気になっていた「biima sports」という総合型スポーツ教室の体験に行ったんですが良かったです。
年間7種目以上(サッカー、野球、バスケ、テニスなど)のスポーツをやってくれるのでバランス良く色んな体の使い方を学べそうでした!
幼児期の習い事ランキング
「特定スキルよりまずは土台から」ということは理解しつつも、一応人気の習い事は気になるところ。
私も始める前によく調べていました。
(男女別) 人気の習い事
2021年11月のフランチャイズWEBリポートによる習い事調査を見てみます。
※6歳以下の子どもを持つ保護者1500人以上(子どもの年齢分布と性別はおよそ均等)が回答。
その内「習い事に通っている」と答えた約37%に、どの習い事に通っているか聞いたもの。
男女ともに英会話や体操教室が上位で、私が小さい頃とは全然違うなぁ。
「早期教育」という視点で見ると、運動センスや英語耳の獲得など早く始めるに越したことはないと私は思うので、人気なのも頷けます。
習い事、いつから始める?
じゃあ皆いつ頃から習い事に通い始めるのかなぁと思ってさらに見ていくと、
年齢では、3〜4歳は3割ほどが何かしらしていて、5〜6歳になると6割近くが習い事しているそうです。
現在、幼稚園に通う息子の周りでも皆さん必ず1つはと言っていいほど何かしら習い事をしている印象。
体感としては、プレ幼稚園(2歳児クラス)時代には「0歳児からの幼児教室を続けている」「プールを始めた」そんな声が多かったように思います。
入園し年少(3歳児クラス)時代には、水泳・ダンス・英語教室などが人気で何かしらひとつはしていた子が多かったです。
今って本当に早くから習い事してる子多くてびっくりしますよね〜
さて、我が家の習い事や続けていて感じた成長などは下の記事に書いています。