車が大好きで、毎日のようにWay to Playを出しては街をつくっていた息子。
気づけば地図に興味を持っていました。
それも日本地図や世界地図などの縮尺が小さい地図はあまり興味がそそられないようで、よく散歩中に掲示してあるような狭い範囲での地図が大好きなんです。
「今どこにいるか見てみよう」
「この(駅の)階段はここだね、あっちの階段から出たらここだね」
散歩中に地図を見つけては必ず立ち止まり、今自分がどこにいるのか聞いてきます。
せっかくなので、この地図好きを伸ばしたいなあと思い、街地図などの出てくる絵本や図鑑を探しました。
絵本① ぼくらの地図旅行
那須正幹,西村繁男
福音館書店
56ページ
小学生の男の子2人が、中辻駅から岬の灯台まで地図を見ながら歩いていく旅です。
見開きのページいっぱいに精緻なタッチで風景が広がります。
例えばこんな風に話が広がる
56ページと普通の厚さなのに、この前親子でガチの読み込みをしていたら1時間たっていたというエピソードもあります…怖。
右上には常に、その見開き風景の地図が示されていて、地図記号も自然と覚えられます。
我が家では、ページ中2人が立っている位置を地図の中で指し示すゲームをやっています。
これが結構ハマります!
例えばこの、ふたりがY字路を過ぎたあたりにいるページ。(拡大して一部のみ撮影しています)
右上の地図ではどこかな〜?
ここらへん、と指差して遊んでいます!
同時に、この「 Ⅱ 」マークは田んぼなのか〜!
この線は送電線なんだ!と覚えられちゃうわけです。
あとは、前のページで見た登場人物や車がまた後で登場したりして、ストーリーがきちんとあって楽しいんです(*^^*)
行き先が途中まで同じで、ずっとページのどこかにおばあちゃんが…(笑)
「まだついてくるー!!」と息子はゲラゲラ笑うのです。
現在地はどこでしょうクイズ、本当におすすめですよ♡
お寺や記念碑など目印になるヒントがあっても、地図記号が読めなていないとわかりませんからね。
それぞれ登場人物がどこにいるのか当てるゲームが成り立つようになった時には自然と地図記号が頭に入っている、というわけです。
絵本② かわ
加古 里子
福音館書店
28ページ
山に降り積もった雪や雨が、湧水からだんだんと大きな川になって海につづくまでの様子を1本の川で追っていく絵本です。
例えばこんな気づきがたくさん
- 水の勢いが強いところと弱いところで岩、石の形が違うこと
- ダムに貯まった水は発電所で電気を起こすのに使えること
- 農業、水遊び、魚釣り、など川をとおした人の営み、生活
細かいところまでよく描かれています。
最初は細い川だったのにどんどん大きくなっていくねえ。
この人たちは川で何してるんだろう?橋もいろんな形があるねえ。
そんな風にお話しながら、辿っていきます。
私たちの暮らしにいかに川が大きな役割を果たしているかを自然と感じられるはずです。
絵本③ 日本の川シリーズ
これはシリーズものなんですよね。
日本のいろんな川がピックアップされてそれぞれ発刊されています。
身近な川があればぜひ読んでみてください!
絵本④ まちでみかける地図記号
とてもわかりやすく、覚えやすいです。
表紙のとおり、見た目がそのまま記号になっているものは特に。
そうでないものも、意味や由来と一緒に学べるので覚えやすく感じました。
基礎からわかる地図の大百科
幼児と地図をつくる時ってどこから始めたら良いんだろう?
という疑問に答えてくれる本。
まずは自宅の周辺をということだったので、同じように真似しながら遊んでいます。