モンテッソーリ教育を参考に子ども部屋環境を整えてはや数年。
Benesseから出ている雑誌『サンキュ!』で息子の子ども部屋を見開きの特集にて掲載いただきました。
ありがたいことに、Instagramの質問箱やDMで「理想的なお部屋です」「憧れています」など勿体ないお言葉をいただくことも多く、おもちゃの収納について興味を持ってくださっている方が多いのかなと感じています。
このあたりで一度、息子が1歳のときから4歳までの、我が家のおもちゃ棚と、子ども部屋環境の変化を綴っていきたいと思います。
ブロック社 白木棚のメリット
まず先に、使って3年目になるおもちゃ棚のレビューをしておきます。
☟我が家のおもちゃ棚はこちら
おもちゃを並べるとこんな感じになります。
気に入っているポイントを簡単に挙げると、
デザイン、安全、品質すべて100点満点で満足しています!
唯一、惜しいと思うのは私の持っている〈小〉は棚板の調節ができず、棚板間を狭めたいなと思う時に不満が残る点です。
順に詳しく説明していきますね。
子ども自身で出し、片づけもしやすい
モンテッソーリ教育では自主性を育むために、子ども自身が遊ぶものを選び、自分で出し入れできることを重視しています。
そこでどのおもちゃも目線の高さにあり、手を伸ばせば簡単に届くように並べられる棚を選びました。
座った状態で2段目に届く。棚板間の高さがしっかりあるので、出し入れしやすい。
手元を横にスライドして見てわかるとおり立った状態なら天板上も余裕で出し入れ。
- 子ども目線で棚のおもちゃはどう見える?
- おすすめの棚の高さは?
背板がなく、両面で使える
これは気分転換に、1LDKのリビングの真ん中に置いた時の写真。両方からおもちゃを取れるし、なんとなく大人用と子供用の空間に分かれていたなと思います。
あえて壁に沿わせずに置くことで、空間を仕切るのにも使えるんです。(保育園の先生に教えてもらった方法)
棚板同士の間隔が広く、
背板もないことで光が中まで通ります。
棚の中も明るく見やすくなるのも、ブロック社のおもちゃ棚の大好きポイントです♡
すべての角が丸く加工
縦横奥行きどこの角・辺をとってもカドをなくすだけでなく、まあるく成形してあり丁寧な仕事ぶりに驚かされます。
ぶつけて大泣きすることがない!
角を心配せず安心して遊べるので親の精神的な負担もかなり減りました。
また、この写真のように下にゴミや小さなおもちゃが入らない工夫がされているところも掃除の手間が省けてありがたいです。
すべすべで上質な手触り
今までみてきたどの棚よりもすべすべで気持ち良い手触りなんです…!!
ささくれなんか見つけたことがなく、3年使ってもすべすべさらさらな手触りは変わっていません。
また、モンテッソーリでは白やクリームなど明るい色の木製棚(自然素材が◎なので)が使われているので、その基準でもベストな選択だったと思います。
教育機関で使われている安心と信頼
保育園や幼稚園、その他の公教育機関でも使われています。
これが太鼓判となってそれだけでものすごく安心できますよね。
高いという声も聞きますが…
舐めても大丈夫な木材の加工、簡単に倒れたりしない、またぶつかっても大事のケガに至らない工夫が凝らしてあるからこその価格なんだと思います。
ブロック社 白木棚のデメリット
小は棚板の高さ・数が調節できない
4歳以降、高さがそこまでないおもちゃが増えてきたんですよ。
これなら各棚間の空間はなくなっても棚数増やしたいなぁ、そしたらもっと収納できるのになぁ
なんて思うこともあります。
サイズ大の方なら4段あって収納力もあるし、中板の高さ調節もできるのでこっちにしても良かったかなぁと。
私が購入したお店DEPOT様の商品画像をお借りすると、サイズは大と小でこんな感じになります。
大だと天板(1番上)に乗せたものは6歳でないと子ども自身では取れなそうではありますが…
自分で組み立てる
ブロック社の白木棚は到着後、自分で組み立てなければならなりません。
幼児を見つつ、女ひとりで3時間ほどかかりました。(こんなにシンプルなのに…手際悪すぎぃ)
その手間が惜しい方、忙しい方は完成品で届くものの方が良いかもしれません。
さて、ここからはブロック社の白木棚を購入してから我が家のおもちゃ収納がどのように変化していったのか、3年間の記録を追っていきます。
ブロック社白木棚 1歳〜4歳のおもちゃ収納
【1歳】買っても中古・メインはレンタル
1歳〜2歳の成長は早くこの時期特有のおもちゃはすぐに遊ばなくなるので、おもちゃはレンタルと中古を活用しました。
買ったのは棒通しとカタミノぐらい。
買ったおもちゃはほぼ中古。
売ることを前提にブランド物(『ボーネルンド』)を選んだので買った時と同じ価格で売れました(笑)
\ 国内外の高級おもちゃ沢山 /
こんな風に成長にあった物が届くよ
【2歳】手作りモンテッソーリ教具が活躍
3歳未満は手作り(といっても100均で材料を買うだけで楽ちん)で充分楽しめます。
上段、中段に100均で揃えたモンテッソーリ教具を並べていました。
手先の器用さUPを重視したラインナップになっています。
- ひとつのトレーにひとつの教具
- 中身がわかる見せる収納
これを意識してトレーはこちらを買いました!
☟実際に2歳の時のおもちゃ棚の中身すべてはこちらで解説しています
【3歳前半】ごっこ遊びで言葉が発達
3歳前半は天板をごっこ遊びができるフリースペースへと一新しました。
3歳過ぎると、2歳の時にしこたま遊んでいたモンテッソーリの手作り教具への興味を失っていきました…
あけ移しもビーズ通しも、手を伸ばす時があっても10分ほどすれば飽きてしまう…
子どもの集中力はそんなものとは聞いていましたが、親の勘が『もう手先の運動がある程度できるようになったから他へ興味が向いているんだ』と感じていました。
そもそもモンテッソーリ教具は、手の動かし方や五感の感覚など子どもが成長の中で能力を獲得するためのもの。
夢中になってやるということは、「今自分に必要な能力であり発達途上なもの」だったんですが、できるようになった息子はそれの教具をもう必要としなくなったように思いました。
であれば、無理にさせようとしなくても良いな。
手作り教具はもう役目を終えたんだ、充分息子の成長を助けてくれた。
ありがとうの気持ちでクローゼットにしまい、息子が”今”よく手に取る車、興味を持ちそうな人形や積み木に棚の中身を入れ替えました!
おもちゃを移動しなくても天板ですぐに遊べる
そこからは専らごっこ遊びの毎日。
言葉の発達がゆっくりだった息子は、ごっこ遊びをするようになってから沢山の言葉を吸収していきました。
☟3歳の時のおもちゃ棚の中身すべてはこちらで解説しています。
【3歳後半】車遊び、街づくり用のおもちゃ追加
3歳はおもちゃへの出費がハンパないですʕ•̫͡•ʔ 個人輸入も含めかなり集めました。
それにより、もはやブロック社の白木棚だけでは収まらなくなります。
横に置き始め、そのまま壁にそって並べるようになりました(笑)
1歳から車が好きなので、街づくりが楽しくなる積み木を追加したんですよね。
☟WaytoPlayの遊び方や、どんな街が作れるのかはこちらで解説しています。
【4歳前半】棚増設!組み立て系、ボール転がし系を追加
3歳のフリースペースゾーン(ブロック社白木棚の天板)が息子に好評だったので棚を増設!
全面ごっこ遊び用にしました。
上にはごっこ遊びに使うツリーハウスやオストハイマーなどの木彫り人形、おままごとの食材セットなど。
下には大きくて重い積み木たちを。
モンテッソーリ教具は使わなくなっても、子ども目線の収納第一の方針は変わりません。
ひとつのおもちゃにつき、ひとつのトレー。
定位置を決めておくと片付けも簡単で、4歳にもなると複数のおもちゃが床に散らかる前に自分から片付けるようになることが増えました。
それからNHKのピタゴラスイッチにハマって、ボール転がし遊びができる積み木や
おなじみマグビルドの透明スロープセットを追加したり、コースを組み立て思いどおりに転がす楽しさがわかるようになってきました。
☟マグビルドについて、ボール転がしおもちゃ全般について詳しくはこちらでもレビューしています
【4歳後半】オセロなどルールのあるおもちゃ
ボードゲームやオセロなど、ルールのあるおもちゃも理解して遊べるようになってきました。
特に下の神経衰弱は毎日誘われるうちに息子の記憶力も伸びてきて、ハンデありだと夫が苦戦するまでになってきて面白いです。
大人側は回を重ねるほど前回までの残像が残ってきちゃって、正しい記憶ができなくなっちゃいがち。
さて、ブロック社の白木棚を使ったし我が家のおもちゃ収納を振り返ってきました。
子ども部屋環境づくりの参考になれば嬉しいです!
ブロック社の白木棚に似たおもちゃ棚
ブロック社の白木棚はおうちモンテをやるのに理想的なおもちゃ棚ですが、他と比べて高い気もしますよね。
そこで下の記事では比較的手頃に購入でき、かつ機能や安全面でもマルと言えるおもちゃ棚を紹介しています。
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